毎月20日21日22日は「どら焼」の日です。
6月 「水無月」
この季節になると、京都市内でも北の方は、疎水沿いに蛍が飛び交います。蛍の光に、子供達ははしゃぎ、大人達は心が安らぎます。
ゆらりゆらり…淡い光を放つ蛍に誘われ、出かける夜の散歩は、蒸し暑い京都の初夏と、あわただしい時間を忘れさせてくれます。そして…そろそろ菓子屋には「水無月」が並び始めます。
京都では、6月30日に、邪気を払い、夏に備えての無病息災を祈って、「水無月」という菓子を食す習慣があります。その昔、宮中では、冬の間に北山の氷室で貯蔵していた氷を、この暑い時期に取り出して口にしていました。冷蔵庫も無い時代、氷は最高の贅沢でした。庶民の口には入らない憧れの氷。 そこで、氷に見立てたお菓子を作り、涼を楽しんだといいます。「水無月」は氷の形をあらわした三角形の「ういろう」の上に、悪魔払いの意味がある、小豆をのせています。
電球の無い時代の 光
冷蔵庫のない時代の 氷
いにしえの人々の憧れが、今の私達には当たり前に手に入りますが、蛍の光に四季を感じる心や培われてきた水無月の習わしは大切に伝えてゆきたいですね。
水無月



