カフェスタッフ 平成29年入社

岩本 明莉

和菓子をもっと身近なものにしていきたい。

カフェスタッフの写真

笹屋伊織がプロデュースする“イオリカフェ”で働く岩本さんは、新潟の専門学校で“カフェ学科”という全国的にも珍しい学科で勉強した根っからのカフェ好き。 「学校では、カフェメニューの開発から言葉遣いまで、カフェ運営に必要なノウハウを勉強しました」と話す岩本さん。 もともと笹屋伊織のことは知らず、和菓子のこともあまり興味はなかったのだが、学生のときに笹屋伊織の新潟伊勢丹店でアルバイトしたことがきっかけで和菓子に魅力を感じるようになったという。 「笹屋伊織が作るものと、自分の歳で小豆が炊けるようになるのはすごくかっこいいなと感じるようになり、和菓子をもっと知りたくなった」。 その矢先、店長から笹屋伊織のカフェがあるよと声をかけてもらい、就職は地元京都でと考えていた岩本さんは迷わず入社を決めた。

製菓専門学校で学んでいたとはいえ、和菓子の知識はゼロからのスタート。最初はうまく和菓子の魅力を伝えられなかった。 社内研修や先輩の教えをうけてその問題はどんどん解決していったが、中でも一番大きく影響を受けたのはお客様との会話だった。 「お客様がよく世間話をしてくれて、逆に和菓子のことを教えてくれる常連様もいらっしゃいます」と楽しそうに仕事の様子を話してくれた。 また、「調理の技術はなくても、お客様がまた来ていただけるような思いやりのある接客ができることが大事」と力強く語る。 今後の目標を尋ねると、「季節の商品を考案していきたいです。他にも、お客様からの『こういうのがあったらいいな』とか話してくれたことを実現していきたいです」。 おもてなしの心が自身を成長させくれる。それに気付いた岩本さんは老舗和菓子屋の新しい可能性だ。

カフェスタッフの写真